シニアでも入れるペット保険はある?高齢の犬・猫の加入条件と選び方

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もう歳だからと、あきらめていませんか
ペットがシニア期に入ると、病気やケガが増え、動物病院にかかる回数も増えていきます。医療費がかさむこの時期こそ、保険があれば安心なのに、もう高齢だから入れないだろうと、あきらめている飼い主さんは少なくありません。たしかに、多くのペット保険には加入できる年齢の上限があります。けれど、シニアでも入れる商品もありますし、早めに動けば選択肢は残っています。この記事では、高齢の犬や猫の加入条件と、入るときの注意点、選び方をお伝えします。あきらめる前に、まずは知ることから始めてみてください。
多くのペット保険には、加入年齢の上限があります
ペット保険には、新しく加入できる年齢に上限が設けられていることがほとんどです。この上限は商品によってちがいますが、7歳から8歳ごろまでとしているものが多く、それを超えると、加入できる保険がぐっと少なくなっていきます。これは、年齢が上がるほど病気のリスクが高まり、保険会社にとって支払いが増えるためです。つまり、保険は元気で若いうちほど入りやすく、高齢になるほど門がせまくなっていく、という仕組みになっています。まだ大丈夫だからと先延ばしにしているうちに、入りたい保険に入れなくなってしまうことがあるのは、このためです。
それでも、シニアで入れる保険はあります
上限が7歳から8歳ごろの商品が多い一方で、より高い年齢まで新規加入を受け付けている商品や、加入時の年齢制限がゆるやかな商品もあります。高齢の子を対象にしたプランを用意している保険会社もあります。ですから、一社で断られたからといって、すべての保険に入れないわけではありません。あきらめずに、複数の保険会社の条件を調べてみてください。ただし、高齢で加入する場合には、いくつか知っておきたい注意点があります。次に見ていきましょう。
新規加入と、継続はちがいます
ここで、ひとつ大切な区別があります。それは、新しく入る新規加入と、すでに入っている保険を続ける継続は、まったく別だということです。若いうちに加入して、毎年更新しながら続けている場合は、高齢になっても補償を受けられます。一方、高齢になってから新しく入ろうとすると、年齢の上限にひっかかりやすくなります。
| 区分 | 特徴 |
|---|---|
| 若いうちに加入して継続する | 高齢になっても続けられ、既往症も対象になりやすい |
| 高齢になってから新規で入る | 入れる商品が限られ、既往症は対象外になりやすい |
この違いを知ると、なぜ元気なうちの加入がすすめられるのかが分かります。若いうちに入っておけば、シニア期の安心を、ずっと持ち続けられるのです。
高齢で加入するときに、確認したいこと
シニアで新しく保険に入るときは、次の点をよく確認してください。同じような保険料でも、これらの条件によって、実際の使い勝手は大きく変わります。
| 確認したい項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 加入できる年齢の上限 | その子の年齢で、そもそも入れるか |
| 終身で続けられるか | 高齢になっても更新して一生涯続けられるか |
| 保険料の上がり方 | 年齢とともに、どのくらい高くなるか |
| 待機期間 | 補償が始まるまでの期間が短いか |
| 既往症の扱い | いまある病気やその再発が対象になるか |
既往症や持病は対象外になりやすい
高齢で加入するときにいちばん気をつけたいのが、既往症の扱いです。加入する前からある病気や、過去にかかった病気は、補償の対象外とされるのが一般的です。たとえば、すでに心臓に持病がある子が加入しても、その心臓の治療は補償されないことが多いのです。加入前に健康診断を受けて、いまの体の状態を把握しておくと、どこまで補償されるのかを判断しやすくなります。
保険料は高くなる傾向があります
年齢が上がるほど、保険料は高くなります。シニアで新規加入する場合、加入時からある程度高い保険料になり、その後も年齢とともに上がっていきます。毎月の負担が、これから先も無理なく続けられる金額かどうかを、しっかり考えておきましょう。目先の安心だけで決めず、生涯にわたって払い続けられるかという視点が大切です。
それでも、シニアで保険に入る意味はあるのでしょうか
保険料が高く、既往症は対象外。そう聞くと、入る意味があるのか迷うかもしれません。それでも、シニア期は手術や入院といった高額な治療が必要になりやすい時期です。一度の手術で数十万円かかることもあり、そうしたときに補償があると、お金の心配で治療をあきらめずにすみます。少額の通院まですべてまかなおうとすると保険料のほうが高くつくこともあるので、高額な出費に備えることを主な目的と考えると、加入する意味が見えてきます。大切なのは、ご家庭の家計と相談しながら、どこまでを保険に頼るかを決めることです。
保険に入れない、入らない場合の備え方
年齢や持病の関係で保険に入れない場合や、あえて入らないと決めた場合でも、医療費への備えは大切です。そのひとつが、ペットのための貯金です。毎月、保険料のつもりで一定額を積み立てておけば、いざというときの治療費にあてられます。
| 備え方 | 特徴 |
|---|---|
| ペット保険 | 高額な治療のとき、負担を大きく減らせます |
| ペットのための貯金 | 使い道が自由で、掛け捨てになりません |
保険と貯金は、どちらか一方でなく、組み合わせて考えることもできます。保険で大きな出費に備えつつ、日常の通院は貯金からまかなう、という形もよいでしょう。その子に合った、無理のない備え方を選んでください。
検討するなら、できるだけ早めに
ここまで読んで、もし加入を考えるなら、できるだけ早く動くことをおすすめします。理由はシンプルで、一日でも若いほうが、入れる保険の選択肢が多く、保険料も抑えられ、既往症になる前の健康な状態で入れるからです。まだ元気だから、来年でいい。そう思っているうちに年齢の上限を超えてしまうのは、とてももったいないことです。迷っているなら、いまが動きどきです。
加入前に、健康診断を受けておきましょう
シニアで保険に入るなら、加入前に健康診断を受けておくことをおすすめします。理由は2つあります。ひとつは、いまの体の状態を知ることで、どんな備えが必要かが分かるからです。もうひとつは、加入後に見つかった病気でも、加入前から症状があったとみなされると、補償されないことがあるからです。健康診断で体の状態をはっきりさせておけば、あとで補償をめぐるトラブルを避けやすくなります。健康なうちに入るほど、補償の範囲は広く保てます。
加入のときは、正直に告知しましょう
保険に加入するときは、その子の健康状態や病歴を申告する告知が必要です。保険料を惜しんで持病を隠したり、事実とちがうことを伝えたりすると、いざ補償を受けるときに支払いを断られたり、契約が解除されたりすることがあります。正直に告知することが、結果としてその子を守ることにつながります。分からないことは、加入前に保険会社に確認してください。
加入を断られたときは
一社で加入を断られても、あきらめる必要はありません。保険会社によって、加入できる年齢や条件はちがいます。別の会社では入れることもあるので、いくつか当たってみてください。また、少額短期のペット保険や、条件付きで加入できる商品もあります。どうしても新規加入がむずかしい場合は、ペットのための貯金に切り替えて備える方法もあります。大切なのは、いまのその子に合った備えを、あきらめずに探すことです。
シニアでは、補償の中身もよく見て
保険料や加入年齢だけでなく、補償の中身もよく確認しましょう。シニア期は通院が増えるので、通院まで補償されるかどうかは大きな分かれ目です。また、手術や入院の補償に、日数や回数、金額の上限が設けられていることが多いので、その上限が十分かも見ておきましょう。補償割合が高いほど自己負担は減りますが、保険料は上がります。その子の状態と家計に合わせて、バランスを選んでください。
よくある質問
何歳まで新しく入れますか
商品によってちがいますが、7歳から8歳ごろを上限とするものが多く、より高い年齢まで入れる商品もあります。まずは、その子の年齢で入れる商品があるかを調べてみてください。年齢が上がるほど選択肢は減るので、早めの確認がおすすめです。
持病があると、まったく入れないのですか
持病があっても加入できることはありますが、その持病や、そこから関連する病気は、補償の対象外になるのが一般的です。まったく入れないわけではないので、条件を確認しながら、複数の商品を比べてみてください。
複数のペットがいる場合はどうなりますか
多頭で飼っている場合、同じ会社でまとめると割引が受けられる商品もあります。高齢の子と若い子で、それぞれ合う商品はちがうので、頭数割引の有無も見ながら選ぶとよいでしょう。
いま健康なら、入らなくてもよいのでしょうか
元気で医療費がかかっていないと、保険はもったいないと感じるかもしれません。ですが、シニア期は、いつ大きな病気になるか分からない時期でもあります。健康ないまこそ、いちばん有利な条件で入れるタイミングです。入るか入らないかは自由ですが、少なくとも、いま入れる商品と条件を知っておくと、あとで後悔しにくくなります。
いざというときの請求も、確認しておきましょう
保険に入ったら、いざというときにどう請求するのかも、知っておくと安心です。動物病院の窓口でその場で精算できる窓口精算タイプと、いったん自分で全額を払い、あとから書類を出して請求する後日精算タイプがあります。後日精算の場合は、領収書や診療明細をきちんと保管しておく必要があります。請求のしかたや必要な書類は、加入のときに確認しておきましょう。高齢の子は通院が増えるので、請求の手間が少ない方法を選んでおくと、日々の負担が軽くなります。
選ぶときの進め方
実際に選ぶときは、一社だけを見て決めるより、条件の近いプランをいくつか並べて比べると、違いが見えてきます。加入できる年齢、終身で続けられるか、保険料、待機期間、既往症の扱い、補償割合。これらをそろえて表にすると、その子に合うものを選びやすくなります。資料請求や見積もりは無料でできることがほとんどなので、気になった商品はいくつか取り寄せてみてください。保険選びの基本的な比較ポイントについては、ペット保険の比較の記事でくわしくお伝えしていますので、あわせてご覧ください。
更新のときに気をつけたいこと
シニアで保険に入るときは、加入のしやすさだけでなく、そのあと続けやすいかどうかも大切です。ペット保険は多くが一年ごとの更新制で、更新のたびに保険料が上がっていきます。商品によっては、大きな病気で保険を使うと、次の更新でその病気が補償の対象外になったり、更新そのものを断られたりすることもあります。こうした心配を避けるためにも、高齢になっても更新を続けられる終身タイプかどうかを、加入前によく確認しておきましょう。長く付き合う保険だからこそ、続けやすさは見のがせないポイントです。
ペット保険と貯金、どちらがよいのでしょうか
シニアで新規加入すると保険料が高くなるため、保険に入るより、その分を貯金したほうがよいのではと迷う方もいます。これは、一概にどちらがよいとは言えません。その子の健康状態や、加入できる商品の条件、ご家庭の家計によって、答えは変わります。高額な手術や入院に一度でも直面すると、保険のありがたみは大きくなりますが、幸い大きな病気をしなければ、貯金のほうが無駄がなかった、ということもあります。大切なのは、どちらか一方に決めつけず、その子にとっての備えを具体的に考えることです。保険で大きな出費に備え、日常の通院は貯金でまかなうという組み合わせも、現実的な選び方です。
まとめ
多くのペット保険には加入年齢の上限がありますが、シニアでも入れる商品はあります。ただし、高齢で新規加入する場合は、既往症が対象外になりやすいこと、保険料が高くなること、終身で続けられるかどうかを、よく確認する必要があります。保険に入れない場合は、ペットのための貯金という備え方もあります。いちばん大切なのは、できるだけ早めに検討することです。もう歳だからとあきらめず、その子が安心して治療を受けられるように、いまできる備えを整えてあげてください。


