ペット仏壇と骨壺のおしゃれな選び方。暮らしに馴染む手元供養のかたち

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手元供養は、いまいちばん選ばれている形です
大切なペットを見送ったあと、遺骨を自宅に置いて、いつもそばで見守る手元供養を選ぶ方が、近年とても増えています。
すぐに手放すことに抵抗がある方や、いつも身近に感じていたい方にとって、手元供養は無理のない、やさしい供養の形です。とはいえ、仏壇と聞くと、重々しくて場所を取る、というイメージを持つ方も多いかもしれません。実は最近は、リビングにも自然に馴染む、おしゃれで小さなデザインのものがたくさんあります。
この記事では、暮らしに溶け込むペット仏壇と骨壺の選び方を、具体的にお伝えします。あなたとその子に合った、あなたらしい供養のかたちを見つけてください。
ペット仏壇の選び方
ペット用の仏壇は、人の仏壇のような形式ばったものである必要はありません。写真とお花、お供えを置ける、小さなステージのようなものが主流です。メモリアルステージとも呼ばれ、明るくおしゃれなデザインが人気です。
デザインの種類で選ぶ
デザインには、いくつかのタイプがあります。置き場所やインテリアに合わせて選びましょう。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| オープンステージ型 | 扉のない棚のような形で、写真や小物を自由に飾れます |
| ミニ仏壇型 | 小さな扉つきで、少しあらたまった雰囲気になります |
| 写真立て一体型 | 写真立てに、お供えのスペースがついたコンパクトな形です |
素材で選ぶ
素材によって、印象が大きく変わります。木のぬくもりが感じられるナチュラルなもの、白やパステルカラーのやわらかい雰囲気のもの、アクリルやガラスを使った透明感のあるものなどがあります。
お部屋の家具や雰囲気に合わせて選ぶと、置いたときに自然に馴染みます。ナチュラルな木目は、どんなインテリアにも合わせやすく、人気があります。
サイズと置き場所を考える
選ぶ前に、どこに置くかをイメージしておくと、大きさで失敗しません。棚の上やチェストの一角、その子がよくいた場所のそばなど、毎日目にして手を合わせられる場所がおすすめです。
置き場所の広さを測ってから選ぶと、置いてみたら大きすぎた、ということを避けられます。コンパクトなものなら、賃貸のお部屋や、限られたスペースにも無理なく置けます。
骨壺の選び方
手元供養の中心になるのが、遺骨を納める骨壺です。骨壺も、いまはデザインや素材が豊富で、選ぶ楽しみがあります。次の点から選んでみてください。
素材で選ぶ
骨壺の素材には、それぞれの持ち味があります。見た目だけでなく、扱いやすさも考えて選びましょう。
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| 陶器 | あたたかみがあり、色や柄の種類が豊富です |
| 真ちゅうなど金属 | 丈夫で密閉性が高く、湿気に強いものが多いです |
| 木製 | やわらかな風合いで、インテリアに馴染みます |
| ガラス | 透明感があり、美しく上品な印象になります |
サイズで選ぶ
骨壺のサイズは、すべてのお骨を納める大きめのものから、一部だけを納める小さなものまであります。全部を納めたいのか、それとも一部を手元に置き、残りは納骨や散骨にするのかによって、選ぶ大きさが変わります。
小さなミニ骨壺は、分骨して身近に置きたいときや、置き場所を取りたくないときに向いています。
デザインで選ぶ
最近は、一見すると骨壺とは分からない、おしゃれなデザインのものが増えています。小さな壺や、インテリア小物のように見えるもの、パステルカラーや花柄のものなど、さまざまです。
骨壺らしくないデザインを選べば、リビングに置いても違和感がなく、来客のときも気になりません。その子のイメージに合う色や柄を選ぶのも、すてきな供養になります。
密閉性と湿気対策
見た目とあわせて、ぜひ確認したいのが密閉性です。火葬したお骨は湿気を吸いやすく、そのままにするとカビが生えることがあります。
ふたのしっかりした、密閉性の高い骨壺を選ぶと、大切なお骨を長くきれいに保てます。乾燥剤を一緒に入れておくと、より安心です。見た目のよさだけでなく、こうした機能面も見ておきましょう。
骨壺カバーという選択
いまある骨壺の見た目を変えたいときや、火葬業者から返ってきた白い骨壺をそのまま使いたくないときは、骨壺カバーという選択もあります。布製のやわらかいものや、その子の写真を入れられるものなど、種類はさまざまです。
カバーをかけるだけで、印象がやわらかくなり、お部屋に馴染みやすくなります。骨壺そのものを買い替えなくてよいので、手軽に取り入れられるのも魅力です。
一緒に飾りたいメモリアルグッズ
仏壇や骨壺とあわせて、次のようなグッズを飾ると、その子らしい、あたたかな供養の場所になります。
| グッズ | 役割 |
|---|---|
| 写真立て | お気に入りの一枚を飾ります |
| ペット用の位牌 | 名前や旅立った日を刻んで供養します |
| ミニおりん | 手を合わせるときに、やさしい音を鳴らします |
| 造花やプリザーブドフラワー | 枯れずに、いつも彩りをそえます |
置き場所のおすすめと注意
供養の場所は、家族が自然と集まるリビングや、その子がよくいた場所のそばがおすすめです。毎日目にして、声をかけられる場所だと、その子を身近に感じられます。
ただし、置き場所には少し注意も必要です。直射日光の当たる窓ぎわや、湿気の多い水まわり、暖房の近くは、お骨やお供えを傷めやすいので避けましょう。高すぎず低すぎず、手を合わせやすい高さに置くと、毎日の供養が自然と続けられます。
賃貸や狭いお部屋でも大丈夫です
仏壇を置くスペースがない、と心配する必要はありません。いまは、手のひらにのるほど小さなメモリアルステージや、写真立てほどの大きさの供養グッズもたくさんあります。
棚の一角や、小さなスペースがあれば、じゅうぶんに供養の場所を作れます。引っ越しのときも、コンパクトなものなら一緒に連れて行けます。暮らしの形に合わせて、無理のない範囲で整えれば、それでりっぱな手元供養です。
お手入れとお供え
供養の場所ができたら、毎日のお手入れとお供えを、無理のない範囲で続けましょう。写真やステージのほこりをそっと払い、お花の水をかえ、ときどき好きだったおやつをそなえてあげます。
何より大切なのは、毎日ひとこと、おはようやおやすみと声をかけることです。特別なことをしなくても、その小さな習慣が、その子とのつながりを感じさせ、飼い主さんの心を穏やかにしてくれます。お供えしたおやつは、傷む前に下げてあげてください。
予算の目安
ペット仏壇や骨壺の予算は、選ぶものによって幅があります。あくまで目安として、参考にしてください。
| 品目 | 予算の目安 |
|---|---|
| 骨壺 | 数千円から2万円ほど |
| 骨壺カバー | 2千円から5千円ほど |
| メモリアルステージやミニ仏壇 | 数千円から3万円ほど |
| ペット用位牌 | 数千円から1万円ほど |
選ぶときのチェックリスト
迷ったときは、次の点を確かめながら選ぶと、自分に合ったものを見つけやすくなります。
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| 置き場所に合う大きさか | スペースを測ってから選ぶ |
| インテリアに馴染むか | 色や素材が部屋に合うか |
| 骨壺の密閉性 | 湿気を防げるつくりか |
| お手入れのしやすさ | 掃除や模様がえが楽か |
遺骨を全部納めるか、分骨するか
骨壺を選ぶ前に、遺骨をすべて手元に納めるか、一部だけを納める分骨にするかを考えておくと、大きさで迷いません。すべてを納めたいなら大きめの骨壺を、一部を身近に置き、残りを納骨や散骨にするなら、小さなミニ骨壺を選びます。
遺骨を分けて別々に供養する分骨は、けっして悪いことでも、その子に失礼なことでもありません。家族がそれぞれ手元に置きたいときや、一部を身につけるアクセサリーにしたいときにも選ばれています。自分たちの気持ちに合った形を選んでください。
位牌はつくったほうがよいのでしょうか
ペット用の位牌をつくるかどうかにも、決まりはありません。名前や旅立った日を刻んだ位牌があると、手を合わせる対象がはっきりして、供養の気持ちが整うという方もいます。
一方で、写真だけで十分という方もいます。どちらも間違いではありません。最近は、木製のシンプルなものや、クリスタルに名前を刻んだおしゃれなものなど、デザインもさまざまです。その子らしいと感じるものがあれば、取り入れてみてください。
手元供養から、いつか納骨へ移すとき
手元供養は、ずっと続けても構いませんし、いつか気持ちの整理がついたときに、霊園や納骨堂へ納めることもできます。急ぐ必要はまったくありません。心の準備ができたときに、次の形を考えれば十分です。
引っ越しや、自分が高齢になったときのことも、心の片隅に置いておくと、あとで迷いが少なくなります。手元供養は、そのときどきの気持ちに合わせて、柔軟に形を変えていけるものです。
季節や命日に、飾りつけを楽しむ
供養の場所は、季節の花をそえたり、命日に特別なお供えをしたりして、その子を思う気持ちを表す場にもなります。春には桜、秋には紅葉といった季節の彩りをそえると、その子と過ごした四季を、いっしょに感じられます。
命日や、迎えた日には、好きだったおやつをそなえ、思い出を語りかけてあげてください。こうした小さな習慣が、供養の場所を、悲しむためだけでなく、その子とのあたたかいつながりを感じる場所にしてくれます。
よくある質問
お供えの水やごはんは、毎日かえるべきですか
できる範囲で大丈夫です。毎日かえられれば理想的ですが、無理のない範囲で構いません。大切なのは、完璧にやることより、続けられることです。お供えしたものは、傷む前に下げてあげてください。気持ちを込めて手を合わせることが、いちばんの供養になります。
骨壺は、必ず専用のものが必要ですか
火葬業者から返ってくる骨壺をそのまま使っても問題ありませんが、見た目や湿気対策の面から、専用のものに移す方も多くいます。お部屋に馴染むデザインや、密閉性の高いものを選ぶと、より安心して手元に置けます。
おしゃれな仏壇は、その子に失礼になりませんか
そんなことはありません。大切なのは、あなたが毎日心を込めて手を合わせられることです。暮らしに馴染むおしゃれなデザインなら、自然と供養が続けられ、その子を身近に感じられます。形式より、続けられることのほうが、ずっと大切です。
仏壇やお供えは、いつまで続ければよいですか
いつまで、という決まりはありません。手を合わせたい気持ちがあるかぎり、続けて構いませんし、暮らしの変化に合わせて、形をゆるやかにしていっても大丈夫です。大切なのは、義務として続けることではなく、その子を思う気持ちです。無理のない範囲で、あなたのペースで供養してください。
手作りの供養スペースという選び方
供養の場所は、市販の仏壇でなければいけない、ということはありません。お気に入りの棚やチェストの一角に、きれいな布を敷き、その上に写真と骨壺、お花を並べるだけでも、りっぱな供養の場所になります。木の箱やトレーを使って、自分だけの小さなステージを手作りする方もいます。大切なのは、既製品かどうかではなく、そこにその子への思いが込められていることです。あなたの手で整えた場所は、きっと、いちばんあたたかな居場所になります。
子どもといっしょに供養する
お子さんがいるご家庭では、いっしょに供養をすることが、いのちを大切にする心を育てる機会になります。お花を供える、水をかえる、手を合わせる。そうした小さな役割を、子どもにお願いしてみてください。
亡くなった子に「おはよう」「ただいま」と声をかける習慣は、子どもが別れを受けとめ、思い出を大切にする力を育ててくれます。悲しいときは、いっしょに悲しみ、いっしょに手を合わせる。その時間が、家族の心を、そっとつないでくれます。
まとめ
ペットの仏壇や骨壺は、重々しいものである必要はありません。いまは、暮らしに自然に馴染む、おしゃれで小さなデザインがたくさんあります。仏壇は置き場所とインテリアに合わせて、骨壺は素材やサイズ、そして湿気を防ぐ密閉性を見て選びましょう。
写真立てや位牌、おりんなどをそえると、その子らしい、あたたかな供養の場所になります。大切なのは、立派なものをそろえることではなく、毎日そこで手を合わせ、その子を思う気持ちです。あなたとその子に合った、あなたらしい手元供養のかたちを、ゆっくり見つけてあげてください。
骨壺やグッズを選ぶその時間もまた、その子との思い出をたどる、あたたかなひとときになるはずです。


